高梁川の中流域にある緑豊かな田園の中に「あすなろ工房」はあります。
近くの山から切り出してきた木や、家具作りのための木材が工房の内外にたくさん置かれています。
家具づくりはご主人の担当です。材の表面をかんな処理していきます
これらは幼稚園用の机になるそうです
家具製作の途中ででてくる端材です。
端材に切り抜きの形を鉛筆で描きます。どれが何になっていくかわかりますか
奥さんが形に沿って糸鋸で切り抜いていきます。これはうしさんになります。
これは切り抜いた直後のうさぎさんですが、このままでは、ささくれがあります。
平面はまっすぐな平面になるように、下敷きをひいて磨きます。曲面はやさしい曲面になるように手に取ってひとつひとつ丁寧に磨きます。
おさかなが一匹、磨けました。
こちらは野菜・木の実シリーズ。
葉の部分のみどり色は朴(ほお)の木。ほんのり赤っぽく見える部分は米松です。
どんぐりの笠はけやき、実の部分はひのきです。ただしいつも同じ材とは限りません。
その木の色にあったものに使っていきます。
こちらは小さなお家シリーズです。
山あいにある工房の中で木に向かい合って家具を作るのが大好きというご主人。月に一度、海が見えるひろびろとした丘で開催される牛窓オリーブガーデンマーケットに出店するのは良い気分転換になるそうです。
ご主人がフレームを作り、奥さんが座面を紙紐で編みこんでつくった椅子。
背もたれの曲面と座面の自然なクッションがとても気持ちよかったです。